先輩社員のご紹介

自分が関わった製品が日常生活に溢れていく。そんなことを考えるワクワク感が何よりのやりがい。

尾池工業(株)
ディスプレイ材料事業部
事業推進グループ
リーダー

入社直後は東京へ配属になり、ラベル等に用いられる金の蒸着に関する営業を担当。 そこから5年をかけ営業スキルを磨いた後、2006年に京都に戻り、現在はディスプレイ材料事業部に所属。
基幹事業の一つでもあるタッチパネル用透明導電性フィルムの営業に従事し、ユーザー企業と共同で様々な難題に挑戦。
モノ売り営業ではなく、「モノを生み出す営業」として活躍中。

尾池工業の営業はモノを売るのではなく、お客様と開発の間で新しい可能性を探っていく仕事です

営業である以上は、お客様からの定期的な発注に応じるのも業務のひとつですが、そこにこの営業の本質はありません。この仕事は、先方が実現したいと思っている新しい製品に対して、当社の過去のノウハウを駆使し、共同で新しい市場を作り上げていくことだと思っています。
過去に経験した具体的な出来事をあげると、携帯用のフィルムを海外のメーカーに提案した際、先方のニーズとして最も高かったのは「ニュートンリングが出来にくい」こと。
ニュートンリングとは、アクリル板とアクリル板が合わさるとできる虹色の輪で、指でタッチパネルに触れると指の周りにできるものです。 そのニーズを予め掴んでいた私は、開発と共同しながらこのニーズに取り組んだわけです。
従来までの製品では、受け入れられないことはわかっていましたので。
もちろん、納得できるものが提案できるまで、開発を含めかなり苦労しましたが、先方から「尾池工業のフィルムが一番物性がいいね」という一言が聞けた瞬間は、何物にも変えがたい喜びの瞬間でした。

営業に必要な能力は専門知識ではありません。情報を集め、そしてその情報を整理していくことだと思います。

私自身、理系出身ではありましたが、当時の専攻は物理。そのため、化学領域を扱う当社では、大学で学んだ知識は役に立ちませんでした。それどころか、元々人見知りの性格のため人前でしゃべることすら苦手な自分にとって、営業という仕事に挑戦してみたものの全く自信がない状況。未だに大学時代の友人から、営業をやっていることに驚かれるほどですから相当でしょうね。それでも、直ぐに営業の仕事は、誰もがイメージするような巧みな会話で進めていく「営業技術」がそれ程重要ではないことに気が付きました。大切なのは、営業の過程で掴む様々な情報と情報を組み合わせ、新しい情報や自分の考えを見つけ発信していくことだと思います。私の取引先は、国内では4社、海外(韓国)では30社程度に及びますが、それらの取引先から小まめに情報収集をかさねることで、社会の流れが自然にわかってくる。その流れを自分なりに噛み砕き、また取引先にフィードバックしていくことで、また新しい市場の穂先が見えてくるといった感じで。その繰り返しで、自分も磨かれ、社内にも新しい渦が出来上がっていくものなんだと思っています。ただ、専門的な知識やワードは、未だに自分の周りを飛び交っています。それらを聞き流すのではなく、直ぐにでもそのワードを使い会話できるように勉強をし続ける努力は怠ってはいけません。

営業としての成長、それは人間としての成長と全く同義だと思います。

今の自分に足りないと思うことは、全て先輩が指し示してくれている、そんな気がしています。話しの内容ではなく、その「しゃべり方」や「説明の仕方」など、そんなシンプルなことですね。
わからないことは、人に聞く、インターネットで調べるなど、解決に至るまでそう苦労はしませんから。
ただ、韓国語の勉強だけは苦戦していますが。(笑)
そう考えてみると、営業としての成長は知識ではなく、人間性の成長だと思います。お客様に対しても、初歩的な質問をされた場合にはどれだけわかりやすく伝えられるのかを考える、高度な質問をされた場合にはその質問内容から乖離することなく真実を正確に伝えられるかを考える、そんなことを意識しています。
つまり、相手を思いやる気持ちが行動のきっかけになるということですね。これって人間として最も必要な能力なんじゃないかと。成長に対して貪欲な人、そしてモノ作りに関わりたい人、この二点に当てはまる人はきっと尾池工業の営業として活躍できる素養は持っていると思います。