先輩社員のご紹介

まったく未知の物を、生み出し、そして育て上げる。それがフロンティアセンターの使命です。

尾池工業(株)
フロンティアセンター
パウダーグループ

3~5年後の製品化を目指し、全く新しい技術を研究するのがフロンティアセンター。
そのフロンテイアセンターに入社当初から配属され、今はパウダーグループに所属する。
またその活動は社内だけに留まらず、「文部科学省知的クラスター創成事業」に参加し未来の技術を探求している。

尾池工業の研究開発は、入社年に関わらず1人1テーマが基本。どれだけ責任感をもって、主体的に取り組めるかが重要です。

私が所属しているフロンティアセンターは15名程度で構成されていますが、その全てのメンバーが別々のテーマに取り組んでいます。 別々のテーマとはいえ、当社のコア技術である「蒸着」から派生したテーマを扱っているイメージです。そういった意味で、 周囲のメンバーにアドバイスをもらうことも当然ありますが、一方で、各テーマが専門的で自分にしか進められない課題も山積みの状態。 それだけプレッシャーが大きいのも事実ですが、文献と格闘し何度も実験を繰り返すなかで、自分なりの答えにたどり着いたときの喜びは、想像に難しくないと思います。
また、私個人的に取り組んでいるテーマはリーフパウダーを用いた新技術の開発。
詳しく紹介できないのが残念ですが、パウダーが持つ高アスペクト比の特徴を活かした、新しい製品の実用化を目指しています。 このリーフパウダーの技術は、今後当社にとって非常に重要な分野だと認識しています。
最近は印刷技術が発達してきており、従来のフィルムコーティングの代用として使われるケースも出てきました。
そこで、印刷への応用も効くリーフパウダーに将来的な期待を持っているわけです。
金属パウダーのため導電性の付加も容易。未知数ではありますが、確かな手ごたえを感じています。

複数な研究テーマを同時にこなすことで、視野が広がり自分の糧に繋がる。

社内での研究もさることながら、現在文部科学省知的クラスター創成事業の一環である「京都環境ナノクラスター」にも取り組んでいます。 同志社大学を中心とし、次世代エネルギー分野におけるリチウム二次電池について、当社のリーフパウダーの技術を提供しているわけです。
現在のリチウム二次電池は、加熱による膨張や破裂などが課題となっていますが、リーフパウダーを負極材料に用いることでそれを抑制する効果があり、1年の研究を経て既に一定の効果が確認できました。

この分野は日本はもとより、世界が注目しているためやりがいが大きいのも事実ですが、それ以上に、この活動には他の会社の技術者も多く参加しているため、自分とは違った視点や新しい気付きをもらえ、開発者として大きな学びがあることが最も有益なことだと思っています。

環境は与えられるものではなく、自分で創り上げるもの。やる気さえあれば、きっと可能性は無限です。

実際に就職すると入社前に思っていた研究の仕事とは全く違った、という話は多く聞くところですが、個人的にはそういったギャップはほとんど感じていません。
むしろ、もう少し上司や先輩の指示を受けながら進めていくのが普通なのでは?、と感じるくらい、仕事を任せてくれます。
ただ、見て覚える、聞いて覚える、やって覚える、といった能動的な姿勢を求められるため、研修体制などを気にしていらっしゃる方には、違和感を覚える環境なのかもしれません。
一方で、必ずしもこの分野でなければいけないということも無いので、好奇心旺盛の方にはどんどんチャレンジしてもらえればと思います。私個人的にも、目下の目標はリーフパウダーの製品化ですが、日頃からリーフパウダーの技術は化粧品への応用も効くのではないかと考えています。将来的に、アンチエイジングの機能を付加したパウダーの開発などもやっていきたいと思っています。